石田 大 埼玉県生まれ。工学系大学院を卒業後、技術者として日本とアメリカでハイブリッドシステムの開発に従事。30歳のときに一念発起して脱サラし、イタリア料理を学ぶためInternational
academy of Italian
cuisineへ留学。留学中、イタリアの食文化や人々の生活の豊かさに魅了される。帰国後7年間、イタリア料理留学専門のコンサルタントとしてイタリアと日本を行き来する生活を送る。2012年に初めて山形を訪れ、その自然、風土、文化に触れ「ここはまるでイタリアだ!」と叫ぶ。以降、山形を永住の地とすることを切望するようになる。2016年にイタリアのジェラート店Top30にランキングされるChiccheriaのオーナーシェフManuele
氏の元で日本人として初めてジェラート作りを学び、2017年に満を持して山形に移住。
COZAB GELATOは、 生産者の素材に対する “想い”を受けとめ、 その素材を扱うことが 大切だと考えています。
素材を収穫するまでにどんな楽しみや苦労があって、素材に対してどんな想い入れがあるのか、実際に農作業をお手伝いさせていただき理解を深めています。
COZAB GELATOは、 季節ごと、年ごとの 味や香りの違いを 素材の個性として活かすことが 大切だと考えています。
イタリアで学んだ “Materie
Prime”(素材第一)、“Naturale”(自然であること)の理念に基づく製造方法で、市販の加工品は一切使用せずに旬で新鮮な素材を原料とし、素材本来の味や香りをありのままに表現します。
COZAB GELATOは、 あなたの「おいしい」を超えて、 “驚き”と“喜び”を 味わえるジェラートを 作ります。
生産者を知り、素材を活かすことで生まれるのは、ひとさじで山形の自然、四季を感じる、ひとさじでイタリアの香りを感じる、まだあなたが味わったことのないジェラートです。
2018年4月、1000年以上歴史を持つ “山寺” の奥の奥。 “ジェラートを通して山形の魅力を発信する” というミッションを掲げ、祖父が50年以上営んでいた“寒河江商店”をリノベーションしてCOZAB GELATOは誕生しました。
“COZAB” 〈コザブ〉は祖父の名前“幸三郎”から。 ロゴは山寺の納経堂のシルエット。 山寺の歴史や、祖父が長年守り続けてきたこの場所を大切にしながら、新たな魅力を創出して行きたいという想いを込めたものです。
“知る人ぞ知る” 物静かな場所。 オープン前はお客様がお越しくださるのかどうか不安でいっぱいでしたが、蓋を開けてみれば予想を遥かに超えるたくさんのお客様が足を運んでくださいました。 畏れ多くも「山寺に行ったらCOZAB」「山形に行ったらCOZAB」と仰ってくださる方もいるほどまでに成長できたのは、オープン前から今に至るまで私たちを支えてくださった山寺の皆様、生産者の皆様、他関係者の皆様、そして何よりお客様のお力に他なりません。
一方で、営業を続ける中でゴミ問題や駐車場問題など私たちの管理が行き届かないことが徐々に増え、お客様や地域住民の方々へご迷惑をお掛けすることが多くなりました。 このままこの場所で営業を続けることが、お客様にとって、山寺にとって本当によいことなのか考えに考えた末、移転を決断いたしました。
私たちのミッションを達成するために新たに選んだ場所は “山形県総合運動公園 ふるさとの森”。 山寺と祖父への想いを大切にし続けたいから、店名とロゴはそのままに。 2023年4月、新たな息吹を吹き込んでCOZAB GELATOは生まれ変わります。
COZAB GELATO代表 石田 真澄